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無添加シャンプーと聞くと、何となく自然由来のもの、刺激が少ない成分からできている、安心といったイメージがつきますが、○○だから無添加シャンプーとはっきり説明できる人はかなり少ないと思います。この記事では知っているようで知らない無添加シャンプーの解説とその選び方について分かりやすく紹介していきます。
無添加シャンプーとは?成分と人気の理由
シャンプー以外にも無添加がつく商品は数多くありますが、例えば食品など、業界によって無添加のルールは異なります。ここではシャンプーの場合について紹介します。
無添加シャンプーの条件
シャンプーをはじめヘアケア商品の無添加の表示に一定の基準はあるものの、厳格に定められているものというものとは少し違います。添加物が使われることの多い防腐剤や着色料などの成分において添加物を使っていなければ無添加という表現は可能になります。つまり、ある一部の成分において無添加でも他で添加物を使用している場合もあるということにはなりますが、ただ添加物が少ないことには変わりありません。なるべく添加物を避けたいという方には無添加と表示された商品がやはりおすすめです。
人気の理由、使うメリット
無添加シャンプーが必ずしも添加物ゼロではないことは分かりました。しかし世の中には沢山の種類の無添加シャンプーが存在します。ここではその人気の理由についてまとめます。
低刺激
基本的に添加物は肌への刺激が強いことが多いです。無添加シャンプーと表現されているもの(実際は完全無添加でない場合もある)は、添加物が少ないことから、刺激が少なく、頭皮や髪への負担に配慮されている場合が多いです。
頭皮を健康に保つ効果が期待できる
肌への刺激がマイルドであることから無添加シャンプーは、頭皮の皮脂や油分を過度に取り過ぎてしまうことがないため、乾燥を防ぎ、頭皮の水分と健康を保つサポートをしてくれます。
フケ、かゆみを抑える
“必見!フケとかゆみのケア方法 快適な頭皮のための効果的な対策”でも紹介したとおり、シャンプーの刺激の強い洗浄成分による皮脂の取りすぎ(乾燥)はフケやかゆみの原因の一つになります。無添加シャンプーは刺激が少なく、頭皮が乾燥しにくいため、フケやかゆみを抑える効果が期待できます。
髪の美容に有効な成分が少ないイメージだけど……?
低刺激で肌にもマイルドとなると、洗浄力だったり、髪の美容には有効なの?と気になる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、商品によっては保湿成分や、やさしい洗浄成分がしっかり配合されているものもあります。無添加シャンプーを選ぶときは髪の美容に有効な成分も組み合わさったものを選ぶようにしましょう。
頭皮の美容に有効な成分の一例)
ダメージケア…ピロクトンオラミン、サリチル酸、グリチルリチン酸2K など
保湿…グリセリン、ユーカリエキス、ヒアルロン酸、コラーゲン、豆乳発酵液、センブリエキス など
ターンオーバー…センブリエキス、ショウガエキス、オタネニンジン根エキスなど
無添加シャンプーの選び方、どんな人におすすめ?
前述したとおり、無添加シャンプーの明確な定義は存在しないため、どの無添加シャンプーを選ぶかが重要になってきます。ここでは無添加シャンプーの気にしておきたい成分、髪タイプ別の選び方について紹介します。
やさしい洗浄成分かをチェック
そもそもシャンプーの目的は洗髪=髪と頭皮を洗浄することです。そのことから有効なヘアケア成分の一つとして低刺激な洗浄成分も着目しておきましょう。 低刺激な洗浄成分としては「アミノ酸」や「ベタイン」などが有効です。優しい洗浄成分であるため、かゆみやフケを呼び起こす要因になりにくいです。無添加シャンプーを選ぶときには洗浄系の成分をチェックしておきましょう。
髪と頭皮タイプ別の選び方
肌質の種類と同じように頭皮にも多様なタイプがありますので自分の頭皮タイプやお悩みに合った無添加シャンプーを選びましょう。
抜け毛にお悩みの方
抜け毛の原因のひとつに頭皮の血行不良があります。ですので、頭皮の血行を促進してくれる成分が配合された無添加シャンプーを選ぶようにしましょう。
チェックしたい成分…センブリエキス、ショウガエキス、オタネニンジン根エキス、トコフェロール酢酸エステル など
フケ、かゆみにお悩みの方
頭皮のダメージケア成分や保湿成分がしっかり配合されたシャンプーがおすすめです。特に冬場ではエアコンや気候の変化で乾燥しやすくなるので気にしておきたいポイントです。
チェックしたい成分…パンテノール 、加水分解シルク、加水分解コラーゲン、真珠エキス(加水分解コンキオリン)、キダチアロエ葉エキス、アロエベラ葉エキス、センブリエキス、ローズマリー葉エキス、カミツレ花エキス、ヒオウギエキス、トルメンチラ根エキス、ダイズ種子エキス、ヒバマタエキス
ヘアケアや正しい洗い方も忘れずに
髪の美容を真剣に考えるならシャンプーの選び方だけでなく、日々の積み重ねになる洗い方にも気を付けて頂きたいです。ポイントを紹介します。
- お湯の温度
温度が高いと髪や頭皮の乾燥を引き起こしやすくなります。 - シャンプーは適切な量と回数で
一般的なシャンプーの使用量はメーカーが意図するものより多く使われています。またシャンプーの頻度は2~3日で1回で十分な場合もあります。毎日洗いたい派の方は1回のシャンプーの使用量をチェックするように気にしておきましょう。 - 乾燥が気になる場合は
普段のヘアケアにプラスして保湿オイルを使用するのもいいかもしれません。ただし過剰に使用すると皮脂のバランスを崩したり、毛穴詰まりを起こすこともあるため頭皮の状態をよくチェックしながら使用してください。
いかがでしょうか?無添加シャンプーと表現されるシャンプーには様々な種類があります。頭皮や髪のコンディションをみて、ご自身にあうシャンプーを選んでくださいね。